Photo is bird of passage

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2007年 02月 11日

white and violet

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共同で使われている版画工房へ出かけるようになって、一年と六ヶ月になるかな。
一年と六ヶ月。
こうして書くとカレンダーが急に薄っぺらなものにみえちゃう。
その間色んな事があったから それらの事を考えると遠い昔みたい。
家から二時間かけて到着する森の中のここは
いつもの日々にはないドロッとした時間が流れている。
ここだけ別世界。いつだってここじゃ非日常なんだ。

シンナーをたまに使うからガスマスクを着用して外に出ても
臭いもあっというまに森の空気がさらっていってくれる。
寂しくなったり悲しくなったりしても 全然慰めてもくれない風景だけど別に嫌いじゃないよ。 
だけどここは自然も場所も全て ただの箱、空間というイメージ。
結局はそういうことなのかも、と最近は考えてる。

この写真を撮ったとき
私はまだ何も知らなかった。
何にも始まっていなかったから 工房の中を眺めていただけ。

酸やそれを中和させる為置いてある期限切れの醤油に染められたエッチング室が不気味で
「殺人現場…」とつぶやきながら カメラ越しに覗いていたに過ぎない。

アルバムをひらくと
あんまりに純粋な自分の視点だったので
なんだか別の人が撮ったみたいに思う。
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by sichihuku-photo | 2007-02-11 13:17


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