2008年 12月 08日
ちいさな頃 怖くて入ることすら出来なかった場所は、記憶よりも明るくて少し拍子抜けした。 昔は家電売り場から繋がっていた暗い小路だったはずで その売り場も今は錆び色のシャッターの陰で もう無いことになっている。 変わらない食堂のランプ、美容室、歯科医院 ピンク色した公衆電話もそのままで それらすべて包括する空気も全部、少しホコリっぽい黄色だった。 見るからに不味そうな食堂でコーヒーすら飲む気にはなれなかったけど 記憶の中にあった風景が そのままなことに対し、とりあえず人はドキドキするものなんだと思った。 たとえ嬉しいとか、懐かしいとか、切ないとか区別するほどのものじゃないにしても。
by sichihuku-photo
| 2008-12-08 17:22
| いんてりあ
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